急成長中のオルガ・ルーネ(デンマーク)が、スイスの高級時計ブランドであるロレックスと契約を結んだ。スポーツウェブメディアSportskeedaなどが報じている。
ルーネは2022年に躍進を遂げ、「全仏オープン」で初めてグランドスラムのベスト8に進出。シーズン終盤にはソフィア、ストックホルム、バーゼル、パリでの4つの大会で決勝に勝ち進み、このうち「ATP250 ストックホルム」と「ATP1000 パリ」で優勝を遂げて、シーズンを力強く締めくくった。パリ大会では決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を下し、マスターズ1000大会での初タイトルを獲得。これにより、ルーネはまだ始まったばかりのキャリアで初めて世界ランキング10位以内に入った。
現在19歳のルーネはソーシャルメディアに投稿し、ロレックスファミリーの一員になったことを明かした。この契約の詳細はまだ公にされていない。「ロレックスファミリーに加わることができてとても光栄だ」とルーネはInstagramに投稿。
ロレックス 偽物は多くのテニス選手たちに愛用されており、世界13位の21歳ヤニク・シナー(イタリア)や同じく21歳の世界女王イガ・シフィオンテク(ポーランド)、19歳の元世界王者カルロス・アルカラス(スぺイン)、元世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア)、元世界女王ガルビネ・ムグルッサ(スぺイン)、そして誰よりもテニス界の大スターであるロジャー・フェデラー(スイス)といったように、数々の有名選手たちが同社のブランドアンバサダーに名を連ねている。
ルーネは「全豪オープン」前にNew York Times紙のインタビューで、2022年に達成したことについて話し、自分の努力と成果をとても誇らしく思っていると語った。ランキングの観点での目標も重要ではあるが、それは自分が制御できないことだとルーネは認めた上で、良い一年の幕開けを飾ることができるよう、メルボルンにいる間はただただ完全な健康状態を保ちたいとルーネは話していた。
「常にその瞬間に集中していると、全てがすごい速さで進んでいても驚きはしない。でも振り返ってみると、自分が達成したことをすごく誇らしく感じる。ランキングの目標は大事だけれど、それはすごく多くのことに依存しているから、自分であまり制御できることではない。今の状態には満足しているし、オーストラリアでは可能な限り好調でいられるよう、やる気がみなぎっているよ」
ルーネがジュニアからテニス界のトップへ素早く駆け上がったように思っているファンもいるかもしれないが、物事がいつも簡単に進んできたわけではないとルーネは言う。
「まず、速く進んではいるけれど、簡単だったわけではないよ。僕にしてみれば、長い時間がかかったように感じた。でも記録を見ればそうではない。僕はすごく熱心で、あらゆる方策を取った。夢に近づく中で自分の前に立ちはだかるものには、何であれ挑戦するという強い意志を持っている。それが、テニスコートに足を踏み入れる日に毎日僕が集中していることだ」
「全豪オープン」では4回戦に進出し、続く「デビスカップ・プレーオフ」ではシングルス2勝、ダブルス1勝の活躍で、デンマークのインドへの勝利に貢献。「ATP250 モンペリエ」でベスト4入りを果たした後、2月中旬の「ATP500 ロッテルダム」で右手首を痛めて心配されたルーネだったが、先週の「ATP500 アカプルコ」でベスト4入りを果たしてキャリアハイの世界8位に到達。今後のルーネの活躍がますます楽しみだ。